むしろ逆

年末の記事の中で、昼は副腎皮質ホルモンの分泌が増え、夜は成長ホルモンの分泌が増えると書きました。

昼の状態は、いわば反撃の体勢です。夜の状態は、いわば屈伏の体勢です。そしてここからが重要ですが、反撃も屈伏も、どちらも生き延びるために必要なものです。

反撃が勝ちで、屈伏が負けではないんです。人生において大切なのは、勝利を勝ち取ることではなく、成功することです。成功のため、この真逆に見える2つが備わっているのです。

反撃の態勢をとると、免疫系の活動と精神活動は、低下します。屈伏の態勢をとると、免疫系の活動と精神活動は向上します。

コロナで免疫を上げたい人は多いと思いますが、勝ってやると意気込んでいる反撃の態勢だと、それはかなわないわけです。交感神経優位の状態、つまり副腎皮質ホルモンがたくさん出ている昼間の状態にあると、てきぱき動いたりしていて、免疫が高そうに見えるかもしれませんが、むしろ逆なのです。

また、目覚めている状態で、頭が真っ白になり身体が全く動かないような経験があるなら、それは猛獣に食べられているときに起こる反応を経験したのだと、今知ってください。それは、同意でも許容でもましてや恍惚でもなく、夜道でヘッドライトに照らされたちつくす野生動物の状態なのです。このことを、法曹界の方にはもっと知って頂きたいと思っています。